参上



拝啓 「九州」ファンの皆々様

ますます元気で活躍のご様子、大慶至極に存じます。
近ごろ何かと九州のことが話題に上がりますが、同好の一味といたしまして嬉しい限りです。まるで胸元に大きな<九州バッヂ>を飾って闊歩しているような気分です。
なぜ、こんなに「九州」人気が高くなっているのでしょうか。
日本経済がへこたれてしょんぼりなっているご時世に、九州だって日本の一部ですかご多分に漏れず首うなだれていそうなものに、どっこい、顔色はればれ元気いっぱいなのが「九州」ですね。
危険知らずのノーテンキだからさと冷たい目で見る向きもありますが、そんなペシミズムなんぞどこ吹く風、大手をふって明日に向かって進んでいる「九州」が、なんとも頼もしいからではないでしょうか。
これには深いわけがあります。
歴史が変わるとき、きまって登場するのが「九州」です。台風が南西海上からやってくるように、日本の歴史を変革するエネルギーは、アジアの風を受けて、西から発します。
文化は西から。今、まさにそのときです。
私たち企画集団「朋」は、この「九州」元気の源をさぐり、未来に向かって発信するダイナモです。
人呼んで“
九州文化探検隊”。
「九州」地元のジャーナリズムの世界で長年にわたって蓄積してきた経験を投じて、皆々様にご提供いたします。どうぞ、いかようにもご活用くださいませ。
末筆ながら、皆々様のますますのご繁栄をお祈り申し上げます。


敬具